事業紹介

パンパシフィック・カッパーは、世界トップクラスの銅生産者連合の一翼を担い、資源開発から、製造・販売まで、幅広くビジネスを展開しています。また都市鉱山の活用にも力を入れ、限りある非鉄金属資源を社会に還元することを通じて、社会の持続的な発展に貢献しています。

資源開発・原料調達

高品質の原料を安定的に調達

PPCは世界有数のバイヤーとして、年間約170万トンの高品質の銅精鉱を世界各地から安定的に調達しています。さらに韓国のLS-ニッコー・カッパーとの共同調達を通じて、効率的な原料確保を行っています。PPCの親会社であるJX金属が出資しているチリのロス・ペランブレス鉱山、エスコンディーダ鉱山、および三井金属鉱業が出資しているコジャワシ鉱山を主要な調達先とし、ニーズにあった銅精鉱を長期にわたり安定的に購入しています。

写真:鉱山1
写真:鉱山2
写真:鉱山3
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カセロネス鉱山(チリ)

カセロネス鉱山

カセロネス鉱山は100%日本資本による資源開発プロジェクトで、2013年3月から電気銅を、2014年5月から銅精鉱の生産をそれぞれ開始しました。生産される銅精鉱は、2040年までの長期にわたり我が国の銅資源の安定確保に貢献します。また、同鉱山の開発はチリ国経済の発展にもつながるもので、出資各社は今後の安定操業に向けた支援を通じて、更なる両国関係の強化に寄与して参ります。

カセロネス工程の詳細はこちらPDF[550KB]

積極的に資源開発を推進

PPCは2006年の権益取得から約8年間の開発期間を経て、2014年5月にカセロネス鉱山(チリ)での銅精鉱の生産を開始しました。また、2012年9月には、フロンテラ地域における銅・金資源の探鉱権益の一部を取得し、開発に向けた追加調査を実施しています。現在、南米・豪州を中心に探鉱活動を展開しており、今後も原料の安定的な調達を図っていきます。

生産

電気銅 ~高品質の銅を生産~

PPCの生産拠点は佐賀関製錬所、日立精銅工場、および日比共同製錬(株)の玉野製錬所の3ヵ所にあり、いずれも世界トップクラスの技術力、コスト競争力、生産性を誇り、厳しい環境規制に対応した製錬所です。年間電気銅生産能力は合計74万トン(佐賀関および日立45万トン、玉野29万トン)で国内最大、世界でもトップクラスの規模であり、製造する電気銅の品質もマーケットで高い評価を受けています。

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佐賀関製錬所
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日立精銅工場
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日比共同製錬(株)玉野製錬所

貴金属・レアメタル・硫酸・その他製品 ~多種多様な副産品を効率的に回収~

貴金属(金・銀・プラチナ・パラジウム)、レアメタル(セレン・テルル)、その他副産品(硫酸・粗硫酸ニッケル・過レニウム酸アンモニウム[APR]・硫酸銅など)を銅の生産工程で効率的に回収し、市場に供給しています。

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日本鋳銅(株)佐賀関工場

型銅

PPCの関連会社である日本鋳銅(株)(当社65%出資)で、伸銅品、電線分野向けの中間素材である型銅(ケークおよびビレット)を生産しています。日本鋳銅(株)は年間生産能力8万4,000トンの全連続鋳造設備により、タフピッチ銅、リン脱酸銅、無酸素銅等の多種多様な高品質型銅を生産しています。

銅ができるまでの詳細はこちら

販売

銅: 国内市場に加え成長著しい東アジア・東南アジア市場をターゲットに

PPCは、国内外の電線、伸銅等幅広い分野向けに電気銅や型銅を販売しています。マーケティング活動にあたっては、お客様のニーズを満たすことを第一に、高い品質の製品に、デリバリーの正確性など付加価値を加え、お客様にお届けしています。また、国内におけるお客様の生産拠点のシフトなどにより、中国をはじめとする東アジア及び東南アジア地域での銅需要拡大に伴い、2002年に銅関連製品販売会社である日三環太銅業(上海)有限公司を設立しました。加えて、2013年には、東南アジア市場での需要拡大を見込み、タイ国バンコクに駐在員事務所を設置しました。中国市場を中心とした東アジア、タイを始めとする東南アジアで、更に充実したマーケティング活動を展開していきます。

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電気銅
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型銅
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カセロネスで最初に生産された電気銅

【銅】
カセロネス鉱山で生産する電気銅の販売を開始

カセロネス鉱山において、2013年3月より溶媒抽出-電解採取法(「SX-EW法」)による電気銅を生産しています。アジア地区に加え南米に生産拠点を確保したことにより、電気銅の一層の安定供給を可能にする体制を構築しております。

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金のインゴット

【副産品】
製品の特性に応じたマーケティング

貴金属及びレアメタルについては、お客様のご要求にきめ細かく対応し、高品質製品の販売を行っています。PPC佐賀関製錬所製造の金地金については、LBMAが定める監査ガイダンスに基づき監査法人より保証報告書を取得しています。硫酸については、三井金属鉱業の亜鉛製錬工程から算出されるものも含めて年間200万トンの硫酸を、全国に広がる生産・輸送中継拠点のネットワークを最大限に活用し、効率的に販売しています。

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”KORYU”号

日本とチリの間の物流効率化のため、
「鉱硫船」を運航

PPCは、チリの鉱山から銅精鉱を輸入する一方、SX-EW法による電気銅生産用として硫酸をチリに輸出しています。日本とチリの間の物流の効率化を図るために、2010年9月に両貨物を輸送できる世界で唯一の「鉱硫船」”MAR CAMINO”号の運航を開始しました。また2013年12月には同設計の姉妹船である”KORYU”号の運航も開始し、合計で年間約400千トンの銅精鉱と約240千トンの硫酸を輸送する体制を整えました。

写真:登録書
ISO9001:2008認証

品質及び環境に関する社会的責任

PPCは、「銅を主体とする非鉄資源・素材メーカーとして、資源と素材の生産性革新により地球規模の環境保全に貢献する」ことを環境基本方針としています。PPCの各生産拠点では、ISO9001・14001の外部認証取得を通じて、品質マネジメントシステム及び環境マネジメントシステムを構築・運用しています。